
乙益 乃衣
桐朋女子高音楽科および桐朋学園大学卒業。その後、渡米しマンハッタン音楽院にて奨学金を得て修士課程を修了、その後プロフェッショナル・スタディーズ・サーティフィケートを取得。どちらの過程においてもGPA3.9以上を納め、ディーンズリストに掲載される。
2017年にAFAF’s International Competition ”Golden Era of Romantic music 2017″にて1位。同年、カーネギーホールでの記念コンサートに出演。その他、国内外で様々なコンクールにて受賞多数。
これまでにamfミュージックフェスティヴァル(鰺ヶ沢)、なら国際音楽アカデミー(奈良)、ちちぶ国際音楽祭(秩父)、ユーロミュージックフェスティヴァル(ドイツ・ブッパータール)、マッタイザーサマーアカデミー(ドイツ・バードゾーベルンハイム)、サミットミュージックフェスティヴァル(ニューヨーク)など国内外の音楽祭に参加する。各地で成績優秀者による選抜演奏会に出演。マッタイザーでは演奏会に出演した際、地元紙に「(聴き手を)非日常の世界へといざなうシューマン」と称賛された。
室内楽にも積極的に取り組み、マンハッタン音楽院では学生伴奏ピアニストも務めた。これまでにクイーンズボロ交響楽団(ニューヨーク)の主催する室内楽演奏会シリーズにも多数出演。2016年末には同オーケストラのコンサートにてベートーヴェンのコラール・ファンタジーを、また2018年年夏には、ベートーヴェンのコンチェルト第1番をソリストとして演奏した。2019年には中国・貴州での室内楽コンサートシリーズにも招聘され、好評を博す。2020年にはミシガン州立大学吹奏楽バンドのピアニストとして参加した録音CD《キング・マンゴーベリー》がアメリカでラテン・グラミー賞にノミネートされた。
またレクチャーやアウトリーチなどの活動にも積極的に取り組み、朝日カルチャーセンター(新宿)など各地でプレゼンテーションや研究発表を行う。
これまでにピアノを松本裕子、高橋多佳子、下田幸二、ミヨコ・ロト・ナカヤ、アルバート・ロト、フィリップ・ケーウィン、デボラ・モリアーティの各氏に師事。2019年5月にミシガン州立大学(アメリカ)の博士課程(DMA)を修了。卒業論文は「ウィリアム・ボルコム 現代にラグタイムを受け継ぐ作曲家」。2017年から2年間、デトロイト補習校にて勤務。2020年より3年間、楽譜編集者として楽譜出版に携わる。これまでに朝日新聞、読売新聞、埼玉新聞などに取り上げられる。
趣味は散歩、読書、料理、映画鑑賞、飼い猫と遊ぶこと。よりお気楽な話が知りたい方はブログへどうぞ。

